かがみ

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冗談じゃねえええって叫びたい

2011.02.28 未分類
月夜更新しました。
今回のあらすじは、「ラザー君の精神世界を探索しよう!」です。
で、今回はあまりにも内容が暗すぎるので、いつもの本文抜粋は無しにします(笑)。
精神世界にて、精神の管理者というプロフィールで登場したのはルイスさん。主人公である川君はラザーの臆病な一面を見て、何故かぶち切れ、酷いことを言ってしまいます。そしてルイスさんに叱られる主人公。でも反省した様子はない、と。
……。
お前誰だよ! と叫びたい。今までの樹じゃ考えられない展開になってて、作者としてもびっくりですよ! 読み返してみて、例の台詞はさすがに酷すぎるなぁと思ったほどです。でも、なんだかんだでこういうのも含めて樹なんだろうなーとも思うわけであって。
しかしあの言い方はないわ……悪口として陰でこそっと言うならまだしも、本人の目の前で言うのはさすがに駄目だと思う。更に相手が超がつくほど繊細な心の持ち主ってことも知っておきながら言うんだから、余計にたちが悪いですよね。ルイスさんが切れるのも仕方ないし、ジェラーに無視されるのも自業自得ってもんですよ。
そんなこんなで今回は、樹の黒い一面が見えた貴重な暗黒回でした。
とほほ。

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授業の合間に

2011.02.24 未分類
ちまちまと書いていた月夜17話を更新しました。
今回のあらすじは、「組織見学ツアー」と「雨に打たれて」です。……え?(笑
ちなみに今回の話、今まで書いてきた話の中で最も長くなっております。だいたいきりのいいところで一話を終わらせるようにしてたんですが、今回はついつい長々と書いてしまいました。歴代最長の一話となってます。ついでにもう一つあるとすれば、あのクトダム様が初登場ですよ。命と魂でも出てこなかった某『あの方』が遂に出てきたってわけです。でもラザーはまだ寝てるっていう。早く起きろよ!
そして最後にちらっと出てきた人は、S本編終盤でお世話になりまくりだった樹の相棒です。いつの間に相棒になったんだよ! というつっこみはなしで。でも精神面で支えてくれるのは彼しかいなかったから、それもまた必然だったのかもしれませんね。
というわけで、いつも通りやっていきましょうか。

17
「何か用かい」
 操られたように振り返ると、誰かが俺の姿を見下ろしていた。それは大人だった。闇の中でも金の髪を持っているということだけが分かり、俺はなんとなくその人の名を理解したような気がした。
「あんたが、クトダム?」
「そうだよ、アユラツの兵器さん」

記念すべきクトダム様の第一声は「何か用かい」でした。笑
ちなみにこの人、もう既にいろんな名前をお持ちです。

「私は何も変わっていないよ。あの頃も今も、同じように生きている。もしあの子が私の中に変化を見出したのなら、それはあの子が変わってしまったというだけだ。ああ、そうだとすれば、確かにあの子には申し訳ないことをしてしまったね。でもあの子は外の世界に興味を持ち、新しい生命に心を奪われ、自らの意志で私の隣から遠ざかった。そんな出来損ないはこの組織に必要ない。だから私はあの子を手放したんだよ――本当はずっと手元に置いておきたかったけれど、あの子の愛が別のものに向いてしまったから、汚れを捧げられるなら私はそれを蹂躙したくなるからね」
そういえばラザーはヨウトに変わってないって言われた時、変わってないのはお前らだって言って反論してましたね。

「何を怒っているんだい、それだって君たちと同じじゃあないか。それとも君は、幸福とはどんな人間の元にも、じっと待っているだけで向かってきてくれる都合のいいものだと思っているのかい。そうじゃないだろ、それは自身の手で捕まえなければならなくて、我々はぐっと手を伸ばして目を見開いていなけりゃならない。でなきゃ奪われるからね、とても容易に奪われてしまうから。そう考えると私は、人間はつくづく可哀想な生命だと思うんだ。幸せになるには他のものから奪わなくてはならなくて、やっとの思いで掴んだそれを、今度は奪われないよう守り続けなければならない。奪いながら奪われることが人間の本質だとすれば、そこに犠牲があることは或いは必然と呼べるかもしれない……そうだろう? 君たちが私たちを犠牲にしていることと同じように、我々はあなた方を犠牲にしながら生きているというわけだ」
さすが組織のトップだけあって、クトダム様も長演説がお好きなご様子です。
そして語るのは幸福論。そういう議論は「幸福について考えてみた」でやりなさい。と言いたいところですが、彼の意見を書かなきゃ意味がないってことで、しばらく熱く語ってくれます。

「何か不満かい、ティナア」
「あんなどうしようもない子供、どこか人の通らない道の上で野垂れ死にでもしてしまえばいいのよ。この組織からだけでなく、この世でのあいつの居場所も壊してしまえばいいんだわ」

相変わらずティナアさんはロイのことを嫌ってます。昔は髪切れって脅してましたね。懐かしい。

 組織の人に言われた通り、まっすぐ歩いてみようと思った。一歩だけ足を踏み出すと、思いのほか伝わってきた土と草の感触に戸惑った。それはすんなりとした柔らかさに包まれ、風に騒ぐ木の葉の隙間をくぐり、指先から頭の上へと走る感覚によく似ていた。手放すものがあってはならないと思い始め、何か失ったんじゃないかと空を見上げると、冷たい雫が上の方から落ちてきた。どうやら雨が降っているようだった。でも煌めく星々の光はくっきりとしていて、どこにも見当たらない月の姿を探していると、通り過ぎる雨足の強さが徐々に激しくなっていく過程を見た。俺はまた歩き出した。
ラザー視点での話を書き終わって読み返した時に気付いたことその一、雨の日を書いてなかったということ。
というわけでここで雨の描写を入れることにしました。

『なら助けてあげればいいじゃない。彼が君の助けを必要としているなら、君は全力で彼を守ればいい。そんなに難しいことじゃないはずだよ、彼にとっての一番じゃなくても、そんなことを嘆いている暇があったら、彼の涙でも拭ってあげれば良かったんじゃないの?』
「え――」
 はっとして顔を上げると、俺を見下ろす二つの大きな瞳があった。感情の宿っていないその奥に叱咤を感じ、雨の冷たさがそれを深く広げていった。ただ立ち上がろうとしても力が入らなくて、相手が誰なのかを確認する前に身体が倒れてしまっていた。泥が身体じゅうに飛び散って痛かったが、もうそれを払い除ける力すら出てこなかった。

結局精神面で救ってくれるのはこいつしかいない気がする。


今回の内容はほぼ会話と心理描写のみですね。あまり動きのない内容ですが、まあこの話全体を眺めてみてもあんまり動きはないし、普段通りと言えばそうなのかもしれない。
しかし今回はいろんな解説を書いた気がします。組織の連中の考え方とか、前々から決まってたんですが、改めて書いてみるといろいろおかしな点が目立ちますね。それでこそ組織の連中って感じでもありますが。
それにしたって樹はよく考える主人公だと思いました。豊に比べて、ですが。豊が考える前に行動するタイプだとすれば、樹はその逆ですね。ちなみに真は自分から動かないタイプです。樹はよく考えるから相手の観察も自己の分析も得意な方で、わりと冷静に見ることができる奴です。そのせいで悩みとか後悔が絶えないわけでもありますが。
そして当初の予定より長くなりそうな気がしているのは……秘密事項です。
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そんなわけで

2011.02.09 未分類
月夜こと「月のない夜に」を公開しました。
視点はラザー君で、時期としてはS完結後です。
注意書きに目を通してから読んでください。あと読む時は自己責任でお願いします。本編でのイメージ壊されたとか言われても困ります。
とりあえずSの番外編ということで、番外編ページと小説ページとインデックスとに目次をのっけてあります。しばらくはこの話を更新して、幸福はちょっと休憩させていただきます。
かなーり鬱々とした話ですが、ラストだけはちゃんと決まってるのでご安心を。

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