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かがみ

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月一更新は免れたものの

2011.08.28 未分類
月夜更新しました。
なんか八月はいっぱい更新しようとか言ってた気がするんですが、無理でした!(笑
って笑ってる場合じゃなくて。
何をしてたのかというと、卒論です。分析です。あと勉強会。
しかしもうすぐで九月なんですね。テストが終わればエクシリアですよ。
というわけで、今回の内容について。

28
「お前……白いな」
「悪い冗談はやめてよ! ぼくはこんなことしたくない、どうしてもやりたいんならラザーとすればいいじゃないか!」
「ラザーよりもっと白い。いいな、その肌。墨でもぶちまけたくなるよ」

なんでそんなにお肌が白いとテンション上がるのか、この主人公。
それより頭の中大丈夫かしら、この子。と思いたくなるシーンでした。

 彼の存在が俺の世界になっていた。いや、この場合は神と言った方が安易に全てを説明できるだろう。神のない世界には死しか待ち構えておらず、廃墟と化した紫の空は神が訪れるまで黙り込んでいるしかない。迷い込む勇者は一時的な快楽で、悪の根源が排除されたなら遠い地へと旅立ってしまうのだろう。そこには支配されることの快感がない。服従する相手がいなければ、世界は簡単に壊れてしまう。
なんだかんだで支配ってのは必要だと思いました。
いや支配というか、指導者というか。だから皆が平等になることはできないんだろうけど。

 いいや、そこに満足など存在しなかった。互いの愛に依存して中毒になっているだけだった。生まれた時から与えられるはずだった愛を喪失し、長い時間を孤独に過ごし、真に分かり合える人と出会っても踏み出すことのできなかった「欲望」の形――それが今の二人を繋ぎ止める鎖なのではないだろうか。決して他者には見せられないような欲望、つまり性欲を愛の表現として利用し、自分の中に根付く本能的な部分を理解してもらおうと体を重ねている。男女間では子作りとしか認識されない行為が、同性間では哀しいくらいに純粋な愛を示すものとなっていた。お互いの愛情を確かめ合い、深く繋がることで依存性を生み、痺れるほどの快感に酔いしれ、離れたくないという感情が喉の奥から顔を見せる。それは薬よりも恐ろしい中毒だ、俺もラザーもそこから抜け出せなくなっている。自分と異なる時を持つことが苦痛になり、同じ速度で歩くことができないなら単純な方法で片付けようとしてしまう。その結果がセックスという行為であって、頭では分かっているのに即座に頷けない話になっていた。
そして悟り出す主人公。
もともと樹はこんなふうに自分も他人も眺めることのできる奴だったんです。それが元に戻りつつあるってことですね。

 相手の震える手首を掴み、手を移動させて彼の顔が見えるようにした。ラザーラスはぎゅっと閉じていた目を開き、自分を覗き込む俺の顔をまっすぐ見つめる。俺もまた彼から目をそらさないでいようと思った。現実から逃げようとする彼をここへ呼び戻さねばならなかった。でも、それは乱暴であっちゃいけない。相手の話を受容するように、彼の苦しみや悲しみを絶対的に認めてやらなければならないんだ。
落ち着いてきたねー、主人公!
この辺はなんかカウンセリング的。

「あいつには渡さない」
「エダ、放して」
「あいつを苦しめる為じゃない。君に――愛されたい、から」
 卒然両目から涙が溢れた。ただどうして泣きたくなったのか分からなかった。エダは泣いていなかった、ちょっとだけ強張ったような表情で、俺の姿を見ないよう壁の方へと視線を向けていた。口を開くと唇が震えた。手を動かすと指先が震えた。身体全体が何かを感じて震えている。それは何だろう、俺は彼から何を見出した?
 いいや、もういい。もう何がどうなっていようと、そんなことは重要じゃないんだ。彼の言葉が全世界に染み渡っていた。ああ、これがどうして神に感謝せずにいられただろう!

支配欲とか独占欲が強いのは云々。
エダさんについての結末は次回に持ち越しです。


なんか今回はやたらアレなシーンが多かった気がします。この話ってそんな話だったっけ?
とはいえ、樹君もそろそろ精神的に回復しつつあり、視点交替の兆しも見えてきましたね。これで大きな決断さえできれば大丈夫なんですけどねぇ。でも鞭に操られてた頃に比べるとかなり落ち着いてるので作者も安心です。
本当にこの話、大学卒業までに完結するのかしら。
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月一更新がデフォルトになってきた

2011.08.07 未分類
月夜更新しました。
現在は30話を書き始めたところですが、今回の更新は27話です。
そして今回の話は抜粋できるシーンがほとんどないっていう。
……うん。樹の視点になってから、いろいろとやばい展開が多いですね。

27
「それでも今も連絡を取り合ってるんだよな? 師匠の修行にも一緒に付き合ってたそうだし、好意がなかったらそんなにずっと一緒にはいられないと思うけど」
「……お前、まさかあいつに嫉妬してんのか?」
「――だったら悪いかよ」
「可愛い奴だな。乙女みたいだ」

まさかの乙女発言。
豊のキーラに対する台詞を思い出します。
そしてこの後に続くのは例の「嫌いだ」発言という。

 ラザーは小さく「ふうん」と呟いた。彼の瞳は物珍しそうに輝いているわけでもなく、それほど気にせずに俺の顔をただ眺めているだけのようだ。自分から聞いてきたのにそれはおかしな反応だった。彼の思いが掴めなくて心の内がざわめき始める。
昔から変わらない突然の無関心。
これが危険だって気付くのはいつになることやら。

「なあ。アニスがケキに愛されてたって……本当なのか?」
「どうしてそんなことを聞くんだ? お前には関係ないことじゃないか」
「関係ないけど、もしケキがアニスを愛してたなら、どうしてアニスを虐待していたんだろうって思って。だってアニスはあの人の娘なんだろ? 愛してる娘を苦しめるなんて、そんなの親のすることじゃないよ」

ここにきてこの鈍感さ。主人公もっとしっかりしろよ! と言いたいけど、こんなお人好しっぽさが樹のいいところでもあるんですよね。

「意味がないんだよ! こんなの、何の意味もない! そうだろ、お前だって分かっているんだろう、樹! 何の意味もない、ただの暇つぶしにすぎないんだって!」
なんかこの台詞気に入ってます、今回の話の中でもとくに。

「助け――」
「助けなんて誰も来ない。ラザーラスは眠っている、ヨウトには睡眠薬を飲ませた。誰もこの場所を知らない。教えなかったのは君じゃないか。まだ時間はある――ラザーラスの宝物を壊す時間なら、充分すぎるくらい余っているな」
「エダ! やめてくれ、何でも言うこと聞くから!」
「無理だ! 君は俺の願いを叶えられない、俺は君の本心を知っているから!」

何やら複雑になってきた模様。

 一日一日がひどく長く感じられる一方で、もうこんなに長い期間をラザーと共に過ごしていたんだと知らされた気がした。俺はラザーの助けになっているのだろうか。彼を愛し、彼からは愛される関係にはなったけれど、俺がラザーの恋人になることが本当に彼の為になることなのだろうか? 時が流れれば俺と彼は別れなければならない。俺が不老不死にでもならない限り、それだけは何があろうと避けられない事実だった。もしかしたら彼も俺も、その事実に甘んじてこんな関係を続けているのではないだろうか? 一時的な逃げ道として、お互いを愛することによって現実逃避を繰り返しているのではないのか? だけど彼が愛を求めていることも事実で、更に言うとすれば、彼は愛されることも愛することも恐れているということも変えられない事実だった。だから相手は簡便な方法で愛を感じようと俺を襲い、何も知らなかった俺は彼の方法にすっかり染められてしまっている。肉体関係は瞬間的なものでしかなく、真実の愛を求める彼はこの不安定なものにしか手を伸ばせなかったのだろう。もし俺を魂ごと愛したなら、それは真実の愛に近いものであり、アニスの絶望を抱えている彼にとって、踏み出そうとしても踏み出せない領域にあるものなのだろう。そう、彼は境界線の上に立っているんだ。あちら側でもなくこちら側でもない、どっちつかずの地点でどうすればいいか分からずに戸惑っている。俺は彼の手を引いてやらねばならない。そうして導く先にあるのは、友情か、それとも愛情か?
只今迷走中。
しかしようやく樹も落ち着きを取り戻してきた感じですね。
何よりこうやって疑問を抱き始めたことがその証拠。


改めて読み返してみると、前半はラザーと、真ん中はエダと、後半はヨウトとのやりとりって感じでまとまってましたね。そしてすごく今更ながら、この話って華がない……(笑)
もっとアレートさんの出番を増やしたいけど、それだと誰やらが調子に乗って手を出しそうで嫌なんですよねぇ。
と愚痴はこれくらいにしておいて、せっかくの夏休みなので今月はたくさん更新したいです。来月はテイルズオブエクシリアがあるからおそらく更新頻度は落ちると思うので。あと8月31日はあゆさんのニューアルバム発売日。ジャケ写が好みすぎてうはうはしている今日この頃でした。
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