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えらく間があいてしまった

2011.10.29 未分類
月夜更新しました。
月一更新もできませんでした。
いや、申し訳ないです。
今回更新したのは29話ですが、実は30話も書けてます。そして30話は樹視点最後の話。いろいろ解決しないままラザーの視点に戻っちゃいます。
詳しくは30話更新時に語るとして、今回の話について。

29
「行くな!」
 腕を掴まれている。燃えている木材が天井から落下した。彼が持っていた黒い鞭が床の上で火に包まれている。
「俺だけを見ろ、他のことなんて考えるな」
「でも家が!」
「構わない! 壊れるというのなら壊れてしまえばいい、燃えるというのなら灰になってしまえばいい! あんな鞭は必要なかったんだ、この家と共に消えてしまうべきなんだ! そしてここにある想いも――消滅すればいい。叶わぬ願いなど誰が救ってくれるんだ?」

周囲が熱いと思ったら、実際に家が燃えてるよ!! 的な。
こんな中途半端なところで更新停滞させてる場合じゃなかったですね(笑)。

「ふふ、あはは!」
「ええっ! なんだよ、どうして笑うんだ!」

頭おかしくなったんじゃないの? と感じた主人公。
でもその後にこのエダさんの笑いを理解するのも主人公。

「エダさんなら心配いらないよ。でもどうしてここで迷う必要があるの?」
「迷うって、だって俺は、ラザーも大事だけどエダのことも助けてやりたいんだ!」
「その甘い考えがエダさんを傷つけたってどうして分からないの? 君は選ばなければならないんだよ、ラザーラスかエダさんか、そして答えはもう出ているはずだ。君はラザーラスを選ぶ。エダさんを見捨てて彼の元へと走っていくんだ」

この台詞を読んでるとヨウトはアレートに似ている気がしますね。
普段はのほほんとしてるけど、実は他の誰よりも厳しいことをはっきりと言えるんですよね。

「樹、どうしたの、火なんてどこにもないじゃないか」
「ある! まだ残ってるはずだ、今のうちに消さなきゃいけないんだ! そうしないとあいつが死ぬ、また死ぬんだ、二度目だ! 俺が殺すことになる! 生き返らせたのに、やっとのことで甦ってくれたのに、どうして俺が甦らせた相手を殺さなければならないんだ! ああ、リヴァ、あの火を消して! こんな雨だけじゃ足りないんだよ、あいつの心が焼け焦げるのは嫌だ!」
 救ったと思っていた。神に感謝して喜んだ。長い時間を必要とせず、俺の言葉で「愛」を取り戻してくれた彼の姿を見て、俺は心から彼を祝福することができたんだろう。それなのに彼は自殺を図った。俺に愛されなかったから精神を殺そうと大事なものを燃やしたんだ!

昔から唯一愛していたはずの兄の遺品を燃やしてしまう。
三角関係の結末としてはこれしかないだろうと思ってました。

「俺が誰だか分かる?」
「樹」
「そう、樹だよ。じゃ、あんたの名前は?」
「ラザーラス」

なんかこのやり取り、多いですよねぇ。

「何をしている、よせ! そんなことをしたら、お前が」
「俺は汚れないよ。だってラザーは綺麗だ」
「綺麗じゃない!」
 言葉では否定するくせに、彼は俺の行為を力ずくで止めようとはしなかった。もしもそれが彼の望みに近いことであるのなら、俺はまだ壊れずに済んだのかもしれない。

この辺では「綺麗」という単語を繰り返し使ってます。
とはいえ、樹にとってはいい意味の言葉であっても、ラザーにとってはトラウマを呼び覚ますようなものなんですけどね。

 それを終えて、俺は何を思えばいいのか分からなかった。ラザーラスは生気のない目をして、犯された後のように全身をぐったりとベッドに沈み込ませている。俺は彼にそっとキスをした。そして最後になってようやく気付いたのは、無関心こそが彼が見つけた自分を守る最高の手段なのだということだった。……
ラスト。ついに出てきた無関心。

今回の話もまた長かったです。容量的にはこれまでで一番でした。といっても30話の方がもうちょっと長いんですが。
31からは視点がラザーに戻りますが……ラザー視点は久しぶりなんで、またわけの分からないことになりそうで怖いですね(笑)

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