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かがみ

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お久しぶりです

2012.03.25 未分類
久しぶりの更新です。
国試はそれなりの成績で終わらせられたので、ほっと胸を撫で下ろしている次第でございます。
というわけで月夜更新しました。

32
 僕は彼女を責められない。それなのに手に持ったナイフで彼女の細い身体を二つに斬り裂く。上と下とに分かたれた身体は地の底へ沈んでいく。僕は息をしない彼女を見下ろし何を思えばいいのか分からない。伝う涙は偽りだった。僕は彼女を殺したのではない、彼女が僕を死に追いやったわけでもない。
国試の勉強中にふと思ったこととして、アニスがロイに与えた影響というものを考えていました。
その結論は作中で明かすと思いますが、あらゆる人と同様に残酷なもんだなぁと感じたものとなりました。

「あいつは迷惑だって言った。俺のことは恋人でも何でもないから、触れることさえ迷惑なんだと言っていた。分かっていたさ、あいつの考えていることなんて。だってあいつは俺を化け物だって思ってるんだぜ? 気色の悪い不老不死の体を持っていて、いつまでたっても成長しない、苛められるしか能のない奴だって思ってるんだ。それに加えて、汚いことばかり望んでいて――人殺しなんて救えないんだとよ! ははっ、やっぱりそうだ! あいつは俺のことが怖くて逃げ出したんだ! 俺を救うと言っておきながら――この仕打ちは――何なんだよ!」
勘違い大会勃発中。
ただこうなることも分かっていたんじゃないだろうか、樹君よ。

「生きてる人がいるってことは、その人にとっての人生があるってことだよね。そしてその人生は死んじゃったらそこでおしまいになるんだ。僕らは彼らの人生を力ずくで終わらせていた。どうして人殺しが罪になるのか、分かっていたふりをしていたけれど……それって結局、他人の権利を奪うことに罪が生じるってことだったんだね」
作中でヨウトも成長したなぁと感じられる台詞。
彼はいいムードメーカーになってくれたな、と最近つくづく感じています。

 俺はそっと相手の頬に手を回す。
「キス――欲しいか?」
 ヨウトは頷いた。だから俺は何の迷いもなく唇を重ねる。
「他に何が欲しい?」
 短い問いにヨウトは首を横に振る。彼が何を伝えようとしているのか、まるで理解できない。
「もう帰ろう。早くしないと夜になっちゃうよ」
 やわらかな頬が手から離れ、少年は荷物を抱えてベンチから立ち上がった。いつしか昼が過ぎて世界は夕刻を迎えており、太陽の痛々しいまでの眩しさが何気ない空虚を物語っているように見えた。

さっぱりした文章だけど、何気に気に入っているこの部分。
二人の考えが理解に届いていないところが恋愛ものの醍醐味だと思うんですよ私は。

今回はヨウトとエダさんとのお話がメインでしたが、最後がかなり不穏な終わり方をしたように感じられます。
本編でもあったネタですが、はたしてラザー君は無事に明日を迎えることができるのか……とか書くとお笑いもののような雰囲気になりますが、実際はすごく真面目な話です、これも。
このすぐ後の展開を番外編として書いてみたんですが(エダさん視点)、それを公開するかどうかはまだ未定です。少なくとも33話更新以降になるかと。
今後の更新についても、まだ不定期更新が続きそうです。もうちょっといろんなことが落ち着いたら定期更新に戻せたら、と思ってます。ええ。
それにしたってあゆさんの新アルバムはいいですね!!(笑)個人的にジャズ曲がどツボでした。他は、普通にLetterとかreminds meとかReturn RoadとかTell me whyとかも好きだし、ていうかもう全部好きですよtasuku曲がいい具合に懐かしさを醸し出してると思いますね!!

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